44歳で看護師になってすぐ始めたNISA、1000万円を超えるまで
このカテゴリの1本目は、お金の話です。
44歳で看護師になってすぐ、旧制度のつみたてNISAを始めました。あれから数年、この記事を最初に書いた時点では、NISA口座の評価額が1000万円を超えています。元本がだいたい750万円、評価益が250万円ほど。看護師を辞めたあとも、淡々と積み立てを続けてきました。
この金額はこの記事を最初に書いた時点のもので、日々の値動きによって変わります。評価益は売却して確定した利益ではなく、今後減ったり、元本を下回ったりする可能性もあります。
「シングルマザーで、そんな余裕あったの?」と思われるかもしれません。すごく余裕があったわけではありません。無駄を減らして、余ったお金を将来のために役立てたかったのです。私自身は、少しずつでも始めてよかったと、今は心から思っています。

きっかけは1本のYouTube動画
投資なんて、それまでの私の人生にはまったく縁のない世界でした。完全な初心者です。
きっかけは、中田敦彦さんのYouTube動画でした。厚切りジェイソンさんの『お金の増やし方』という本を、中田さんがわかりやすく解説している動画です。これを見て、「あ、これなら私にもできるかも」と思えたんです。
もちろん、不安はありました。「難しそう」「失敗したくない」「よくわからない」。これから始めようか迷っている方にも、同じような気持ちがあるかもしれません。
動画内での中田さんの話はとても面白く、難しい話も身近な例えでテンポよく説明されていて、私はすっかり引き込まれました。さらに、「何を、どうすればいいか」という細かい手順も紹介されていたので、実際に購入するイメージがすんなり湧きました。初心者の私でも、証券口座の開設から購入まで、大きく困ることなく進められたんです。
当時は「私のお金も、これからどう変わっていくんだろう」と、期待しながら始めました。ただ、動画で紹介された方法を実践すれば、同じような結果になるというわけではありません。ここで書いているのは、あくまで私が投資に関心を持ったきっかけです。
正確に言えば、中田さんは厚切りジェイソンさんの本を解説しているので、「ジェイソンさんの考え方を参考にした」ということですね。
何を、いくら積み立てたか
口座は楽天証券で開きました。制度は、当時のつみたてNISAからスタート。
始めた当初は、年間の非課税投資枠をほぼ使い切る形で、毎月33,333円ずつ積み立てていました。最初に買ったのは、動画をきっかけに知った投資信託「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、通称「楽天VTI」です。この記事の執筆時点でも保有していて、私の保有分には評価益が出ています。ただし、これまでの値上がりが今後も続くとは限りません。
その後、新NISAに切り替わってからは、非課税で投資できる年間の上限額が増えたこともあり、私も積み立てのペースを上げました。新制度になってからは、それまでの貯金をNISAでの投資に回したり、長年続けていた生命保険を解約して、その返戻金を入れたりもしました。
これは私自身が選んだお金の使い方です。貯金を投資に回すと、そのお金も値下がりする可能性がありますし、保険を解約すれば保障も変わります。同じ方法が、誰でも合うとは考えていません。
積立の元手は給料と、学生時代にためた貯金
毎月の積立は、看護師として働いて得た給料の中から出していました。そしてその土台になったのが、看護学生時代にためた貯金です。
費用の記事「看護学校の受験・入学にかかった費用のリアル【公立 vs 私立で比較】」でも書きましたが、私は公立の看護学校を選んで学費を安く抑え、在学中は高等職業訓練促進給付金や児童扶養手当などの制度を活用していました。アルバイトをしなくても生活でき、節約も心がけていたので、その分をしっかり貯金に回せていたんです。
学校選びと節約の積み重ねが、看護師になってからの投資の元手につながりました。学校選びとお金の話は、こうしてつながっています。
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暴落が来ても淡々と。理解しているから揺るがない
NISAで投資を始めてから、世間で「暴落」と騒がれたときも、私は積み立てるのをやめようと思ったことは一度もありません。むしろ、「以前より低い価格で買える時期なんだな」と受け止めることもありました。
それでも私がこれまで大きく動揺せずに続けてこられたのは、最初に見た中田さんの動画をきっかけに、長期目線で取り組むインデックス投資という考え方を知ったからです。そのうえで自分でもお金の勉強を続け、「私は短期の値動きだけで判断しない」という方針を持つようになりました。
長く続ければ必ず利益が出るわけではありませんが、値下がりもあると理解しておくことが、私にとって心の平穏の支えとなっています。
看護師を辞めて収入が変わったときも、積立は続けました。 生活が変わっても何があっても同じ金額を積み立てなければいけない、とは思っていません。自分の暮らしに合わせながら、できる範囲で淡々と。それが、今の私の向き合い方です。
振り返って思うこと「もっと早く始めればよかった」
お金については、勉強すればするほど「もっと早くインデックス投資を知っておけばよかった」と思います。
というのも、私はそれまで20年近く、将来のために良いと思って貯蓄型保険を続けていたんです。お金の勉強をする中で、「この保険をこのまま続けていていいのか?」と考えるようになりました。 なぜなら20年間続けてもほぼ元本のまま。ほとんど増えていないのが現実でした。
「保険と貯蓄は別」 「保険と投資は分けて考えなければならない」と、このとき初めて気づいたのです。
もっと早く、保険を見直しておけばよかった。
ただ、もし20年前から投資をしていたらどのくらい増えていたかは、実際にはわかりません。投資先や時期によっては損失が出ていた可能性もあります。
「自分に必要な保険に入り、余剰資金は投資に回す」
私は自分の考えが変わったことで保険を解約し、返戻金を投資に回しました。今は、その選択に納得しています。
だからこそ、過去の自分に声をかけられるなら、「もっと早く、自分のお金の使い方に関心を持ってみて」と言いたいです。遠回りをしてしまったけど、動画をきっかけにNISAをスタートすることができて本当に良かったと心から思います。
これから始める人へ
特に、看護師さん、シングルマザーの方、お金に不安がある方に伝えたいです。
まず、お金の勉強をしたことは、私にとって本当によかったです。最初は何もわからなくて不安ばかり。その気持ちは、私もそうだったからよくわかります。でも、学んでいくうちに、「自分のお金をどうしたいか」を考えられるようになりました。
銀行預金にも、日々の生活費や近いうちに使うお金を置いておく役割があります。そのうえで、将来のため長期的に貯めておくお金をどうするか。長期目線で見ればNISAが適切と判断することができました。
私自身は、NISAを利用してよかったと強く感じています。お金のことを自分で考えるきっかけになったからです。つい母や兄弟にも熱く話してしまうのですが、私と同じように興味を持つとは限りません(笑)。お金への考え方も、家計の状況も、人それぞれですからね。
「積み立てるのが怖い」と感じるなら、その気持ちを無視して急ぐ必要はないと思います。私も、始める前はわからないことだらけでした。実際に保有するようになってからは、自分のお金の値動きとして投資を見るようになりましたが、価格は上がることも下がることもあります。必ず増える、すぐに良さがわかる、というものではありません。
私が「勉強してよかった」と感じるのは、証券会社や商品を名前だけで選ぶのではなく、自分が何にお金を使い、どんな値下がりの可能性を受け入れるのかを考えるようになったことです。手数料や仕組み、使う予定のあるお金かどうかも含めて、納得して判断するための勉強だったと思っています。
私の最初のきっかけになった動画は、中田敦彦のYouTube大学【厚切りジェイソン流お金の増やし方】です。
私はこの動画から興味を持ち、そこから自分でも勉強を広げていきました。動画の内容を、そのまま誰にでも当てはまる答えとして紹介するつもりはありません。公開当時と現在では、制度やサービスの内容が変わっている場合もあります。
証券会社は、私は今も楽天証券を使っています。この記事で書いているのは、私が実際に口座を開き、利用してきた経験です。口座を開いたときの話は「40代・投資初心者の私が楽天証券で口座を開いた話」にまとめています。
銘柄についても少し補足します。私は動画をきっかけに楽天VTIを買い、この記事の執筆時点でも保有しています。その後、お金の勉強をする中で、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」にも関心を持つようになりました。
私が関心を持ったのは、投資先を一つの国(アメリカ)に絞らず、広く分散できるという点です。
アメリカに投資したいのか、全世界に投資したいのか、そこはもう人それぞれ、お好みですね。
最後に、大事なことを書いておきます。これはあくまで私個人の体験談で、特定の証券会社での口座開設や、特定の商品の購入を勧めるものではありません。記載した運用実績はこの記事を最初に書いた時点の私の結果であり、将来の成果や、ほかの方の結果を保証するものではありません。
NISAを利用していても、投資には元本割れの可能性があります。だからこそ、人の言うことを鵜呑みにせず、自分の家計やお金を使う時期も踏まえて、納得して判断することが大切だと感じています。
今すぐ投資を始めるかどうかよりも、まず自分のお金に関心を持つこと。その「勉強してみよう」という一歩が、私がこの記事で一番伝えたいことです。
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