社会人から看護学校へ|4ヶ月の受験勉強法と試験の中身を全部公開
前回の記事40代シングルマザーが看護師を目指した理由では、私が40代・子持ちで看護師を目指した「理由」を書きました。 今回は、「実際にどうやって受験に受かったのか」——勉強法や準備期間、試験の中身を、できるだけ具体的に書いていきます。
「社会人で、しかも勉強なんて何年もしていない。今から間に合うの?」と不安になりますよね。 結論から言うと、私は準備期間4ヶ月、1日1時間ほどの勉強で合格できました。完璧じゃなくても大丈夫、ということが伝わればうれしいです。
まず知ってほしい:一般入試と社会人入試のこと
私が受験を決めたのは9月、学科試験は翌年1月でした。つまり準備期間は約4ヶ月です。
ここで、これから受験を考えている方に最初にお伝えしたい大事なことがあります。それは「早めに動けるなら、社会人入試を調べてみてほしい」ということです。
看護学校には、学科試験が免除になる社会人入試を実施しているところがあります。ただし社会人入試は時期が早く、10月頃(願書受付は9月〜)に行われることが多いようです。私が受験を決めたのは9月で、社会人向けのAO入試等にはもう間に合わなかったため、学科試験のある一般入試を受けるしかなかったのです。
もし受験まで1年ほどあり余裕を持って準備できる状況なら、社会人入試という選択肢で学科の負担を減らせるかもしれません。志望校の募集要項を、早めにチェックしてみることをオススメします。
- 静岡県沼津市立看護専門学校(市立)のホームページでは、社会人入試があることが明記されています。
- 神奈川県の藤沢市立看護専門学校(市立)、千葉県の東葛看護専門学校(私立)にも社会人入試があることが明記されています。科目は、第1次が国語、第2次が面接です。
学科が苦手な人は、活用してみてもよさそうです。
どの学校も社会人入試は10月頃(願書受付は9月〜)のため、早めの準備が必要になります。
簡単な例を挙げましたが、少し検索してみただけでも、結構な数の看護専門学校が社会人入試を実施していることがわかりました。
看護師の道は公立でも私立でも、社会人への扉が開かれている印象です。ぜひお住まいの地域、通えそうな地域で探してみてください。
ちなみに私は2校受験しました。1校は少し難しいと言われる公立、もう1校は滑り止めの私立。レベル感はどちらも近いものでした。
試験科目と、私の勉強法【科目別】
私が受けた一般入試の科目は、数学・英語・国語・小論文・面接の5つでした。全体を通して言えるのは、高校1〜2年レベルの勉強をしておけば対応できるということです。ここからは科目ごとに、実際にやったことと、本番で出た問題を挙げてみます。
数学:一番の苦手。中3〜高1レベルから立て直した
数学が一番自信がありませんでした。計算のやり方なんて、すっかり忘れていたからです。
私が受験勉強としてやったのは、中学3年〜高校1年レベルのドリルを買って、思い出しながら解くこと。本番では、こんな問題が出ました。
- xの2乗とかがでてきて、xを求める計算問題
- 図形の角度を求める問題
- 確率の問題
苦手だった確率の問題は、正直解けませんでした。後にもらった成績表では、数学は100点中50点台。それでも合格できたので、苦手科目で良い点を目指す必要はない 取れる問題で取ろうと、身をもってお伝えできます。
英語:会社で使っていたので、ほぼ対策なし
英語は、会社で日常的に読み書きしていたので自信がありました。そのため、ほとんど勉強しませんでした。
本番では長文読解に加えて、リスニング問題も出ました。
リスニング問題は長文が読まれる中、「right」と「light」を聞き分けて穴埋めする、といった程度のもの。難解ではありません。
普段あまり英語に触れない方は、それなりに準備した方が安心です。やるなら高校1年レベルの問題集で十分。500字程度の長文を理解できるまで読んだり、単語の意味を覚える勉強がおすすめです。 ちなみに、看護学校に入学してから英語は不要です。一切使いません^^
国語:漢字ドリルと、読書が勉強になった
国語は、よくある長文読解、漢字の読み書き、それに有名な書物の作者を答える問題などが出ました。
勉強法はシンプルです。漢字の読み書きはドリルで対策し、あとは小説を読むこと自体を勉強にしていました。読書好きな方なら、そこまで身構えなくて大丈夫だと思います。
静岡県沼津市立看護専門学校のホームページに、令和7年度・令和6年度の学科過去問題も掲載されていましたので、参考にされてみてください。
私が受けた学校はもう少し難しい問題が出たかな、という印象ですが、さほど大差ないようにも思いますので、看護学校受験の際の学科対策はこの程度やっておければ大丈夫と認識されて問題なさそうです。
余談
数学の問題をちらっと見てみましたが、勉強していないと「サッパリ」です。
不等式か〜
絶対値か〜!?
確率… 今となっては解ける気がしない(汗
私の友達で社会人から看護師になった子は、看護学校に入るための予備校に数ヶ月通って看護学校に合格したという子もいました。
自分で勉強するのが苦手だったり、学科に自信がない、面接の練習をしたいという方は予備校を使ってみるというのも、近道かもしれません。
小論文:内容より「最後まで書き切る」ことが大事
小論文は、対策らしい対策をせず、ぶっつけ本番で臨みました。
私のときのお題は1校目は「後悔したこと。そこから学んだこと」でした。2校目は忘れた… 小論文は、もちろん内容も見られます。でも私が一番大事だと思うのは、指定された文字数の範囲内で、結末まできちんと書き切ることです。途中で力尽きて結論まで辿り着けない、というのが一番もったいない。時間内に起承転結を完結させる練習をしておくと安心だと思います。
面接:「なぜ看護師か」を語れるかが全て
面接対策で私がやったのは、これまでの経歴を、すらすらと分かりやすく言えるように練習することでした。
そして、一番大事なのは「どうして看護師になろうと思ったのか」を、自分の気持ちまで含めてきちんと説明できるようにしておくことです。
ここで注意したいのは、「母が看護師だから」「人の役に立ちたいから」だけでは弱い、ということ。たとえば母の影響を語るなら、
- 母のどんな姿を見てきたのか
- 看護師である母を間近で見て、何を思ったのか
- 数ある選択肢の中で、なぜ看護師なのか
これらを、明確なひとつのストーリーとして語れるようにしておくことが重要です。
実はこの「どうして看護師になろうと思ったか」という質問、看護学校に入ってからも、就職してからも、嫌というほど聞かれます。だから今のうちに自分の軸として固めておくと、後々ずっと役に立ちます。
私が実際に面接で語った「どうして看護師になりたいと思ったか」ストーリーは、別記事で全文公開しています。
面接で実際に聞かれたこと
参考までに、私が実際に面接で聞かれたことを挙げておきます。
- これまでの経歴について
- なぜ社会人から看護師になろうと思ったのか
- (年齢・子育てについて)
年齢や子持ちであることには、真っ先に触れられました。教官ともはや同年代だったので、面接官も興味津々という雰囲気だったのを覚えています。だからこそ、前述の「なぜ看護師なのか」を、突っ込まれても揺るがないくらい明確にしておくことが大切です。
もう一つコツをお伝えすると、看護の世界では「正確に、嘘偽りなく報告すること」がとても重視されます。面接でも、何を聞かれても誠実に答えている、という姿勢を見せると好印象だと思います。
私の勉強の進め方:朝1時間、毎日コツコツ
最後に、仕事と育児をしながら、どうやって勉強時間を作ったか。
答えはシンプルで、子どもが起きてくる前に、朝早く起きて勉強する。これ一択でした。
根を詰めて何時間も、というやり方ではなく、1日1時間くらいを毎日続けるイメージです。「4ヶ月しかない」と思うかもしれませんが、逆に言えば4ヶ月あります。1日1時間でも、積み重ねれば意外とちゃんと仕上がります。
ただし、苦手な数学だけは、ドリルの進み具合を管理しながら計画的に進めました。苦手科目こそ、いつまでにここまでやる・ここを理解できるようになる等、見える化して取り組むのがおすすめです。
ちなみに入学してからもらった受験の成績表(入学後希望するともらえる)では 英語80点台、国語70点台、数学50点台、面接B で合格判定、となっていました。
まとめ:社会人でも、4ヶ月でなんとかなる
私の受験準備をまとめると、こうなります。
- 準備期間は4ヶ月、1日1時間ほど
- 試験は数学・英語・国語・小論文・面接
- 全体的に高校1〜2年レベルでOK
- 苦手科目は満点でなくていい(私は数学50点台でも合格)
- 面接は「なぜ看護師か」を明確なストーリーで
何年も勉強から離れていた社会人でも、ポイントを押さえれば十分に合格できます。完璧を目指さず、まずは毎日1時間から始めてみてください。
看護学校の受験や入学にかかった費用は、別記事でリアルな金額をお話ししています。
👉 看護学校の受験・入学にかかった費用のリアル【公立 vs 私立で比較】
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